己道!に至るまで

ふりかると、去年1年間は、
自分にとってのターニングポイントになる出来事が多く、
ターニングイヤーだった。
 
もし「自分」に向き合っていなかったら、
もし「己道!」という言葉が降ってこなかったら、
まだ迷走していたに違いない。
 
いきなり降ってきたわけでもなく、
たぶん3年くらい紆余曲折があって、
刺激がいくつもあったため、今に至ることができた。
 
エピソード風につれづれなるままに書き留めて、
参考のひとつになればと思う。
 
 

■「結局、お前はどうなりたいの?」

2014年2月。あるイベントの隣に座ったメンター的上司から
強烈に効いたボディーブローの問い。
 
たまにそういう話しをしてくれていたのだが、
そのとき不意打ちすぎて、頭がくらくらし、
帰りの電車では、悶々しまくった。
 
どっちつかずに中途半端で、将来の可能性をしぼることを避け、
覚悟も何も定まっていない自分をみて、
追い込むように、言ってくれたのだと思う。
 
2013年の夏に、
「わたしは何者で、何を成すのか」
という問いにも出会っていた。
 
しかし、先延ばしにしていることにとうとう嫌気がさして、
2014年5月に、他人に見せない自分専用ブログを書き始めた。
 
 

■友人の死

2014年GWに、中学の同級生がガンで亡くなった。
 
親族以外の死ははじめてで、
実家も近所で、中学で同じ部活の友だちが、
35歳にしてガンで亡くなるのは、相当ショックだった。
 
そういう状況でも、メンター的上司から問いをもらった。
「彼は今、何と言っているか? 彼は何を教えてくれたか?」
 
「おれの分まで、がんばってね」と言っていて、
「ちゃんと生きよう」と教えてくれた。
 
ここでの宣言は、いまもしっかり焼き付いている。
 
 

■35万円の自己投資

ちゃんと生きるため、何から手をつけていいか分からないまま、
自己対話のブログは不定期に続けていった。
 
対話を続けるにあたり、何かしら引っかかってくるようになり、
集中的にインプットふやすため、思い切って自己投資をした。
 
6月:ストレングスファインダーを用いた社内コーチ(会社経費)
9月:U理論のチェンジオリジネーターアドバンス(15万円)
10月:Search Inside Yourself コアプログラム(10万円)
12月:学習する組織(10万円)
 
ここで面白いことに、いろんな角度から注入したにも関わらず、
突き詰めた先は、同じだった。
 
それが「自分を知る」だった。
 
ようやくここに至ったことが、何よりも感謝で、
周りから徐々に恩返ししていきたい。気持ちがあり、
己道!で、情報発信していくことになった。

自分をどう知るのか?

なぜなに、の次は、「どう」です。
 
「自分を知るにはどうすればいいですか?
何から始めればいいですか?」
「自分を知ることが大事そうなのは分かったけど、
具体的なやり方が分からない。」
 
いきなり、つまずいてしまっている人も多いはず。
わたしもつまずいた一人です。
 
やり方が分からない時点で、先進めるのができないのは
とてももったいないです。
 
わたしが己道!でやりたいこととして、
 
第二歩は「自分を知る」のツールフレームワーク、本、セミナーなどを
選択肢として伝えることです。
です。
 
あれこれなさすぎて or ありすぎて、
どれがいいか分からないときに
頼れる無料相談所みたいなものです。
 
わたしが勝手に作った自分を知る10:20:70の法則で、
とっかかりになればと想います。
 
 

ツール:10%

ウェブや書籍などで、いくつかの設問に答えると
結果がでてくるようなツールがあります。
まず、ここからはじめてみてはいかがでしょうか?
 
1つだけではなく、いくつか実施してみると多面的に捉えられます。
ただし、やり過ぎると、さらなる自分探し迷走してしまうので、
注意です。
 
・ストレングスファインダー(強み5つ)
キャリアアンカー(仕事観8タイプ)
エニアグラム(性格9タイプ)
コーチングタイプ分け(4タイプ)
・MBTI(16タイプ)
・SPI
など
 

■他者フィードバック:20%

むかし、ある人から言われて、ずっと覚えている印象深い言葉は、
いくつかあるのではないでしょうか?
 
「●●さんのこういうとこ、いいよねー」
「●●さんって、XXXだよね」
 
自分が自分のことを見ているより、
周りの人が自分のことを見ていることが多いです。
 
他者から見えていることは、客観的であり、
あえて言ってくれたフィードバックを率直に受け止めてみる。
 
いくつかが断片的にあるのを、一度書き起してみて、
共通項があれば、大きなヒントになるはずです。
 
・家族
・恋人
・友だち
・先生
・上司
など
 

■自己対話:70%

ツールや他者FBを足しても30%で、あくまでとっかかりです。
参考にしつつ、自分と自分の内面との対話を深めることが、
自分を知る醍醐味です。
 
・氷山モデル
 行動、思考、感情、要望
・時系列
 過去、未来、死
・自分経営
 仕事、家族、個人
・瞑想
 マインドフルネス
 
わたしもここからどのようなやり方があるのか、有効なのか、
見えていません。
 
これこそ己道!でみなさんといっしょに探求していきたいテーマです。

自分の何を知るのか?

なぜの次は、「何」をです。
自分の「何を」知ると、自分を知ったことになるのか。
 
すべてをそのまま知るには、果てしない道で、
思いつくままに書き出すのもいいですが、
ある程度、リストアップされた項目があると、
計ったり、考えたりすると便利です。
 
そこで、心技体という言葉にならって、
あくまで一例としてあげてみました。
 

■心(=内面、精神)

・状態:いまこの瞬間、どういう状態にあるか
・感情:どういうに、どういう気持ちが沸き起こるか
・メンタルモデル:無意識にもっている固定概念、枠組み
・価値観:大切にしているかどうか
・倫理観:一線超えるかどうか
・夢、目標:成し遂げたいこと
 

■技(=能力、スキル)

・知識:何を知っているか
・語学:母国語以外にコミュニケーションできるか
・資格:特定分野で一定レベル以上に認定されているか
・思考力:自分の考えを言語化できるか
・表現力:自分の考えを届けられるか
・智慧、教養:自分の考えに結びついているか
 

■体(=身体、外見)

・健康:健康診断で定点観測できているか
・体力:筋力、走力、スタミナなど年相応か
・遺伝子:遺伝子検査で先天的なものはあるか
・家系:先祖代々はどのようなルーツか
・資産:現金、株、土地などポートフォリオはどうか
・所有物:モノで持っているか
・人間関係:家族、友人、会社知人などどういう付き合いか
 
 
心だけ知ればいいとは考えていなくて、
等身大の自分は何で構成されているのか。
 
要素分解できるところまで細かく知れると、
ある程度は俯瞰的に知ったことになるでしょう。
 
A3の紙1枚で書けるフォーマットがあると、
さらに便利かも。

なぜ自分を知るのが大事なのか?

この問いは実に深いです。
 
古代ギリシアの格言でも「汝自身を知れ」とありますから、
知るのは大事です。
 
己道!の第一歩として、大事だよと伝えていくためには
ちゃんとした理由は必要です。
 
「自分を知る」は現状を把握することであり、
把握するからこそ「道」のスタート地点に立つことです。
つまり、自分を知らないと、何もはじまりません。
 
まだまだ自分の言葉になっていないですが、
現時点で、確実にいえる3つについて深堀りしてみます。
※後日アップデートしていきます
 

■本当の自分を知るのはむずかしいため

「自分のことは自分がよく分かっている」と言われますが、
本当でしょうか。
 
説明するのがめんどくさくなって、
思考停止の言い訳になっていることが多いようです。
 
鏡ごしに自分の外面の逆姿は見ることはできても、
自分の外面の真正面を見ることができないように、
自分が自分の内面を見ることは、想像以上にむずかしいです。
 
本当の自分とは、自分の外面、内面のすべてをありのままで、
想像以上にむずかしいからこそ思考停止にならず、
「自分を知る」に向き合っていく必要があります。
 
 

■判断、行動を迷わないため

ふだんの生活ではそこまで意識しないですが、
常々、何事にも判断し、それに基づいて行動しています。
 
大きな転機になるような迷ったときは
何をもって決めていいか、決め手の拠り所が必要になります。
何を大事にしているか、何を失いたくないか。
 
自分にとってはずせないものを明確に意識した状態の判断は
根拠がはっきりしますので、迷いがなくなります。
 
 

■他者と相互理解、共感しあうため

身の回りの人には、自分のことをしっかりと知ってもらいたい。
自分も身の回りの人をしっかりと知りたい。
いっしょに生活や仕事をする上で、基本的な欲求です。
 
しっかりと知ってもらうとは、正しく誤解なくありのままですが、
何となくの雰囲気のままではズレが生じてしまいます。
 
「自分はこういう価値観を持っている」
「あなたはこういう所が強みだよね」
と、言語化することはズレをなくし、お互いの理解が進みます。
さらに共通点を見いだすと共感にもつながります。

己道!

昨年10月より、Facebookページを運用してきましたが、

ブログ記事を定期的に発信していきます。

 

ふだんまとまった文章を書くことに慣れていないですが、

週1、800文字程度のある程度まとまった記事にすることを当面の目標にして、

1年間は続けていきます。

 

■己道!(おのれどう!)とは

自分の内面にまつわる終わりなき道を「己道!」と呼ぶことにしました。

自分は「己」。華道、書道をたしなんでいるので「道」。

「!」は、いま勤めている会社へのオマージュで、合成語です。

己道!というワードが思いついたときは、ビビッときました。

自分自身のコンセプトワードとして、気に入っています。

 

■己道!で実現したいこと

「自分と向かい合い、自信をもって生きていける世界をつくる」

わたし自身のミッションステートメントとしてつくった一文です。

まだ荒削りな部分もありますが、しばらくは仮置きとして、

日々意識しながら行動に結びつけていきます。

 

この実現したいことは壮大です。

いまの世の中で、自分と向き合っている人はどれだけいるのか?

自信をもって生きている人はどれだけいるのか?

手元にデータはないですが、10%程度もいない気がします。

 

これが20%、30%とになれば、どんな世界になるでしょう。

自分が自分の内面と向き合い、頭と心と身体がつながる。

自分が整った状態で思いやりをもって、みんなと接する。

自分が社会に貢献できている実感がわき、創造性あふれる。

結果として、みんなが笑顔で幸せになる。

こんなイメージです。

 

■己道!で提供すること

第一歩は「自分を知る」ことはホントに大事だよと伝えていくこと、

第二歩は「自分を知る」のツールフレームワーク、本、セミナーなどを

選択肢として伝えることです。

第三歩は「自分を知る場」をファシリテートすることです。

 

実際、ご紹介できるものはまだまだインプット足りず、自分も未熟ですが、、

今日のエントリーを所信表明として、しばらくはお付き合いいただけると幸いです。