なぜ自分を知るのが大事なのか?
この問いは実に深いです。
古代ギリシアの格言でも「汝自身を知れ」とありますから、
知るのは大事です。
己道!の第一歩として、大事だよと伝えていくためには
ちゃんとした理由は必要です。
「自分を知る」は現状を把握することであり、
把握するからこそ「道」のスタート地点に立つことです。
つまり、自分を知らないと、何もはじまりません。
まだまだ自分の言葉になっていないですが、
現時点で、確実にいえる3つについて深堀りしてみます。
※後日アップデートしていきます
■本当の自分を知るのはむずかしいため
「自分のことは自分がよく分かっている」と言われますが、
本当でしょうか。
説明するのがめんどくさくなって、
思考停止の言い訳になっていることが多いようです。
鏡ごしに自分の外面の逆姿は見ることはできても、
自分の外面の真正面を見ることができないように、
自分が自分の内面を見ることは、想像以上にむずかしいです。
本当の自分とは、自分の外面、内面のすべてをありのままで、
想像以上にむずかしいからこそ思考停止にならず、
「自分を知る」に向き合っていく必要があります。
■判断、行動を迷わないため
ふだんの生活ではそこまで意識しないですが、
常々、何事にも判断し、それに基づいて行動しています。
大きな転機になるような迷ったときは
何をもって決めていいか、決め手の拠り所が必要になります。
何を大事にしているか、何を失いたくないか。
自分にとってはずせないものを明確に意識した状態の判断は
根拠がはっきりしますので、迷いがなくなります。
■他者と相互理解、共感しあうため
身の回りの人には、自分のことをしっかりと知ってもらいたい。
自分も身の回りの人をしっかりと知りたい。
いっしょに生活や仕事をする上で、基本的な欲求です。
しっかりと知ってもらうとは、正しく誤解なくありのままですが、
何となくの雰囲気のままではズレが生じてしまいます。
「自分はこういう価値観を持っている」
「あなたはこういう所が強みだよね」
と、言語化することはズレをなくし、お互いの理解が進みます。
さらに共通点を見いだすと共感にもつながります。